最終更新日:2010/08/01

FXとCFDとの違い

FXの情報などを検索すると、「CFD」という文字を最近良く見かけるようになりました。
CFDは「Contract For Difference」の略語で、その意味は「差金決済」という意味です。差金決済というと、FXも差金決済です。つまり、FXはCFDの仲間なのです。

CFDの投資対象は、世界の株価指数や株式個別銘柄、債権、金や原油、穀物などのコモディティのほか「恐怖指数」といわれるVIX指数(マーケットボラティリティインデックス)などの指数にまで、広がっています。そしてFXはCFDの中で通貨を投資対象とする投資商品だったわけです。

もともとCFDは機関投資家だけが行ってきた金融投資なのですが、インターネット環境が整備され、ネット向けの個人投資家にも使いやすいシステムが開発されたことから、ロンドンの個人投資家を中心にCFD人口が拡大していきました。

CFDは「あらゆる相場を取引できるFX」だと考えると分かりやすいのですが、FXとCFDには大きな違いがありますので、CFDにチャレンジされる場合は注意が必要です。
FXを学ぶ男性
まず一番の違いは、投資対象の値動きの荒さです。
FXでもエマージェンシー通貨など、利幅は見込めるが、激しく値動きするため、扱いに注意しなければならない通貨がありますが、CFDの場合は、一番安定していてCFD初心者向きの投資対象ともいわれる「株価指数」が、FXの「要注意通貨」並みの値動きを示します。

そのため、FX以上に指値・逆指値注文などのリスクコントロールをしっかり行っていないと、相場が予想に反して動いた場合は損失も非常に大きくなりますので注意してください。

またCFDは、買いポジションを翌日に持ち越すと「オーバーナイト金利」を支払わなければならず、反対に売りポジションを持ち越すと「オーバーナイト金利」を受け取れます。そのためCFDでは、買いポジションを持ち越さず、短期トレードに徹することが鉄則です。

また金利が受け取れる売りポジションをとることは有利ではありますが、FXのスワップポイントのように、長期間ポジションを保有して利息収入を稼ぐといったことはCFDではあり得ません。これはやはりCFDの投資対象が、ボラタリティが高いから仕方のないことです。

CFDをはじめる場合は、FXや株の信用取引の経験が必要になりますが、CFDの口座を開設できると、FXトレードに参考になる様々なチャートを閲覧できます。FXでトレード経験を積んだら是非CFDにもチャレンジしてみるとよいでしょう。

FXと外貨預金との違い

有利な外貨投資のひとつとしてFXをはじめる方が増えていますが、FX以外にもいくつかの外貨投資があります。その中でも多くの人に一番なじみが深いものは外貨預金でしょう。

FXも外貨預金も、外貨投資である以上は、二国間の金利差や為替差損益で収益を得ますので、目立った違いというとレバレッジのあるなしや、FXが証拠金取引だという違いぐらいしか思いつかないかも知れません。
FXにひらめき
もちろん両者の違いはそれだけではありません。
まず一番に知っておかなければならない、FXと外貨預金の違いは手数料の差です。

たとえば1ドルが110円だったとしますと、FXでは「買い」の場合は110円30銭、「売り」の場合は110円25銭といった2WAYプライスで表示されます。

この場合買いポジションをとったとすると、1ドル当たり30銭の手数料が発生しますが、売ってポジションを決済しますと、1ドルを110円25銭で売れますので、結果往復で1ドルあたり5銭の手数料がかかることになります。

いっぽう外貨預金では1ドルあたりの手数料が片道で概ね1円かかり、往復で2円です。
FXでは往復の手数料(スプレッドという)が、ドル/円で1銭という業者も出ています。この差は非常に大きいといえます。

また税金の扱いについてもFXと外貨預金では大きく違っています。
簡単に言いますと、外貨預金では2段階で課税されるのですが、それはまず利息収益にかかり、次に為替差益にかかります。

利息にかかる税金は、利息の受け取り時に20%が源泉徴収され、為替差益は他の所得との合算において税額を計算することになります。

そして問題なのは、円に換金した際に為替の変動によって損失を受けていたとしても、外貨で運用していた際の利息に対してはしっかりと税金がかかってしまうという点です。
この点は外貨預金を行う場合に十分注意してほしいところです。

FXで得た収益は雑所得として課税されますが、利息と為替差益の合算で課税されますので、損失が出ている場合は税金がかかりません。

これ以外にも両者にはいくつかの違いがあります。例えば外貨預金は外貨を買うことからスタートする投資ですが、FXは売りからも始められる投資です。つまり円高から円安に向かう局面においてもFXなら投資チャンスがあるということです。

こうしたことも両者の大きな違いになりますが、まず「手数料」と「税金」について大きく違ってくることを忘れないようにしていただきたいと思います。