最終更新日:2010/08/01

FXと外貨預金との違い

有利な外貨投資のひとつとしてFXをはじめる方が増えていますが、FX以外にもいくつかの外貨投資があります。その中でも多くの人に一番なじみが深いものは外貨預金でしょう。

FXも外貨預金も、外貨投資である以上は、二国間の金利差や為替差損益で収益を得ますので、目立った違いというとレバレッジのあるなしや、FXが証拠金取引だという違いぐらいしか思いつかないかも知れません。
FXにひらめき
もちろん両者の違いはそれだけではありません。
まず一番に知っておかなければならない、FXと外貨預金の違いは手数料の差です。

たとえば1ドルが110円だったとしますと、FXでは「買い」の場合は110円30銭、「売り」の場合は110円25銭といった2WAYプライスで表示されます。

この場合買いポジションをとったとすると、1ドル当たり30銭の手数料が発生しますが、売ってポジションを決済しますと、1ドルを110円25銭で売れますので、結果往復で1ドルあたり5銭の手数料がかかることになります。

いっぽう外貨預金では1ドルあたりの手数料が片道で概ね1円かかり、往復で2円です。
FXでは往復の手数料(スプレッドという)が、ドル/円で1銭という業者も出ています。この差は非常に大きいといえます。

また税金の扱いについてもFXと外貨預金では大きく違っています。
簡単に言いますと、外貨預金では2段階で課税されるのですが、それはまず利息収益にかかり、次に為替差益にかかります。

利息にかかる税金は、利息の受け取り時に20%が源泉徴収され、為替差益は他の所得との合算において税額を計算することになります。

そして問題なのは、円に換金した際に為替の変動によって損失を受けていたとしても、外貨で運用していた際の利息に対してはしっかりと税金がかかってしまうという点です。
この点は外貨預金を行う場合に十分注意してほしいところです。

FXで得た収益は雑所得として課税されますが、利息と為替差益の合算で課税されますので、損失が出ている場合は税金がかかりません。

これ以外にも両者にはいくつかの違いがあります。例えば外貨預金は外貨を買うことからスタートする投資ですが、FXは売りからも始められる投資です。つまり円高から円安に向かう局面においてもFXなら投資チャンスがあるということです。

こうしたことも両者の大きな違いになりますが、まず「手数料」と「税金」について大きく違ってくることを忘れないようにしていただきたいと思います。